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共同声明「横浜宣言」採択

日中韓、相互通行拡大や北極海航路の開拓協調で合意

2014年8月26日 (火)

国際国土交通省は26日、横浜市で25日に開催した日中韓物流大臣会合で、日韓間で実施しているシャーシの相互通行の航路を現行の「釜山-下関」だけでなく、「釜山-博多」間へ拡大することや日中間の相互通行実施に向けて共同研究を行うことなどに合意した、と発表した。また、共同声明「横浜宣言」を採択した。

これまで、日韓間でシャーシの相互通行を開始したほか、パレット規格の標準化やコンテナの位置情報を可視化するための体制整備(NEAL-NET)などに取り組んできた。

今回の大臣会合では、日韓間でシャーシ相互通行の航路拡大、韓国側の特例期限の延長、日中韓の相互通行実施に向けた共同研究、パレット強度の国家規格化、リターナブルパレットの実証事業の実施、NEAL-NETの対象港湾とASEAN諸国への拡大など、既存3分野で取り組みの拡大に合意。

また、新たに北極海航路の開拓で協調の枠組みを構築することや、内航海運の安全確保で情報共有を進めること、船舶・自動車から排出される大気汚染物質の削減に向けて協力することを決めた。

今後は共同声明に基づき、日中韓で連携して北東アジアでシームレスな物流の実現などに向け、取り組みを進める。