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「女性ドライバーの働きやすさ」PJ立ち上げ、全国物流ネットワーク協会

2014年8月27日 (水)

ロジスティクス全国物流ネットワーク協会(旧東京路線トラック協会)は26日、同協会の物流開発委員会を構成する会員企業で、採用する女性ドライバーの働きやすさについて意見交換し、女性ドライバーの活用や職場環境に関する課題などの整理を開始すると発表した。

「女性トラックドライバーは時代の要請」との認識に立ち、「働く現役女性ドライバーの目線から見た魅力ある労働環境づくり」について調査研究するプロジェクトを立ち上げるもの。

プロジェクトは、会員企業のトラックに乗務する現役女性ドライバーで編成し、勤務形態、勤務施設、作業体制、子育て支援策、安全対策、研修制度などをテーマに、行政や先進企業の取り組み事例などに触れながら、女性にとって働きやすい営業用トラックドライバーの課題と方向性などを整理する活動を展開する。

プロジェクト会議は10月から3月までのほぼ毎月定期開催する方針で、10月27日に発足会を開催する。

運輸業の女性ドライバーは現在、ドライバー総数73万3000人(全ト協調べ)のうち2万人だといわれているが、他産業と比べて労働時間が長く、女性にとって働きづらい労働環境にあるとして敬遠されているのが実情。

このため、国土交通省は、2020年オリンピック開催年までに女性トラックドライバーを4万人に倍増させる施策を打ち出している。