伊藤園、茶殻入りパレットを開発

サービス・商品伊藤園は5日、ウッドプラスチックテクノロジー（東京都文京区）、日本パレットプール（大阪市）と共同で、伊藤園が販売する「おーいお茶」の茶殻を活用した「茶殻入りパレット」を開発した、と発表した。

茶殻入りパレットは、9月から「おーいお茶」などの原材料を飲料工場へ運搬する際、「エコT‐パレット」のブランド名で段階的に使用する。

エコT‐パレットは、「おーいお茶」を製造した後の茶殻を「ウッドプラスチック」に配合することで、茶殻のリサイクル、木質の利用、プラスチックの使用量削減を実現したパレットで、1枚あたり「おーいお茶」525mlペットボトル100本分の茶殻を配合することにより、994グラムの茶樹由来の炭素分（二酸化炭素換算）が固定される。

曲げ強度が強く、温度による変形（寸法変化）が少ないため、長期間繰返し使用する用途に適している。

製造過程で排出される茶殻の量は年々増加しており、2012年度の排出量は4万9000トンとなっている。同社は今後も茶殻入りパレット（エコT‐パレット）のラインアップを増やしていく方針。