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日清食品、パレット素材に海辺の廃プラ利用

2021年10月18日 (月)

▲リサイクルのイメージ(出所:日清食品)

フード日清食品は18日、海辺などに廃棄されたプラスチックごみをリサイクルして素材の一部に活用したプラスチックパレットを、製品の輸送、保管の際に用いる荷役台として国内企業で初めて導入し、11月から段階的に使用を開始する、と発表した。

同社は物流分野で製品の輸送、保管の際に使用しているプラスチックパレットをリサイクル素材のものへと切り替えており、2030年までに全数の切り替えを完了する計画だ。

これに加え、今後は海へ流れ出る前に海辺などで回収されたプラスチックごみ「オーシャン・バウンド・プラスチック」を素材の一部に活用したパレットの使用をはじめることにした。

オーシャン・バウンド・プラスチックは不純物を多く含み、劣化していることから、リサイクルして再利用することが難しく、ほとんどが埋め立てられていた。同社が導入するパレットは、ほかのプラスチック原料と最適な配合で組み合わせているため、十分な強度を保持しながら海洋プラスチックの削減に寄与することができるという。

■パレットの仕様
サイズ:1000ミリ×1200ミリ×130ミリ重量:13キロ
製造元:岐阜プラスチック工業