ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

2016年度までに札幌など4地域でも新設計画

日本郵便、東京エリアに3か所目の郵便・物流拠点

2014年9月10日 (水)

ロジスティクス東京エリア新局のイメージ図日本郵便は10日、東京エリアをカバーする新たな郵便・物流拠点として地域区分郵便局を開設すると発表した。局名は未定。

2か所ある地域区分郵便局数を3か所に拡大し、ネット通販の需要拡大などを背景としたゆうパック、ゆうメールの増加傾向に対応するとともに、郵便物の集中処理を行う拠点として運用する。

郵便・物流ネットワークを再編する取り組みの一環として開設するもので、23区北西部、多摩東部向けの区分・発着業務を受け持つ。商品保管、受発注、梱包といった倉庫作業から配送までトータルに顧客の物流ニーズに対応し、区分機などの機械を活用してカバーエリア内の集配局で配達する郵便物の配達順を組み立てる機能も担う。

施設は埼玉県和光市の東京外郭環状道路和光北IC地域で、土地面積3万2320平方メートルに鉄骨造地上6階建ての物流施設を建設。延床面積は7万8000平方メートルで、2015年3月末に竣工、同年5月上旬から業務を開始する。

同社では、郵便物、ゆうパック、ゆうメールの地域区分郵便局(区分作業拠点)を集約し、機械処理率を高めて生産性を大幅に向上させる取り組みを進めており、現行の地域区分郵便局で施設が手狭になるなどの理由で集中処理が困難なエリアについては、高速道路のIC付近に新拠点を設ける方針を掲げている。

東京の新拠点もこの方針に沿ったもので、今後は全国で新たな地域区分郵便局の設置を進める。現時点では北海道の道央エリアを対象とした拠点(札幌市東区、敷地面積5万1000平方メートル)、静岡エリア(静岡県富士市、3万6000平方メートル)、新潟エリア(新潟県見附市、5万平方メートル)、山口エリア(山口市、2万7000平方メートル)――の4拠点を2016年の秋から冬にかけて開設する計画。