寺田倉庫、アート作品のレンタルサービス開始

EC寺田倉庫は18日、ウェブを通じてアートを自分の感性で自由・気軽にレンタルできるサービス「renTarT」（レンタルト）を開始した。

同社が運営するクラウド収納サービス「minikura」（ミニクラ）のシステムを活用してスタートさせたもので、同社は「レンタルや購入だけでなく、そこで新しい才能を発見し、成長を応援したり、見守ったりする楽しみ方もできる」と提案している。

取り扱う作品はすべて「一点モノ」で、気に入った作品を見つけると月額1500円（税別）でレンタルでき、季節や気分に合わせて作品を借り換える利用方法を想定している。

購入を希望する場合はウェブ上で申し込むことができ、発送、代金のやりとりもアーティストと直接交渉する。アーティスト側は、額装した作品を寺田倉庫に送るだけの手間で済み、預かった作品は同社が撮影してアーティスト専用のポートフォリオとしてウェブ上で公開する。

作品は空調を完備したアート専用の空間で保管する。保管料は無料だが、取り出し料として保管期間1年未満の場合は5000円、1年以上は2000円が必要。売買が成立した際には、販売額の70％がアーティストに支払われる。同社は2016年までに10万点の作品取扱点数を目指す。