ピックアップテーマ
サービス・商品寺田倉庫（東京都品川区）は22日、運営するアート複合施設「TERRADA ART COMPLEX I」に、新ギャラリーをオープンさせると発表した。
同社は、保存・保管事業とともに、空間活用のノウハウを活かした文化発信の拠点となる事業を積極的に進めており、新ギャラリーの開設で、コンテンツの充実を図っていきたいとしている。
「TERRADA ART COMPLEX」は、国内外で活躍するアートギャラリーが20軒入居するほかアーティストのためのレンタルアトリエ、カフェも併設。アートの街・天王洲の一翼を担うことが期待されている。
新ギャラリーは、1996年に東京・江東区佐賀町で開廊したギャラリーだ。当初より海外アートフェアへ積極的に参加し、同世代アーティストを国内外に発信、日本における現代アートの基盤となる潮流を創出している。
16年に六本木へ移転し、今回、天王洲に新スペースをオープンすることとなった。六本木と天王洲にて、国境やジャンルにとらわれず巨匠から新たな才能まで幅広い作品を紹介し、独自の視点で現代アートマーケットのさらなる充実と拡大を目指している。
新スペース第1回の展覧会として、3月5～26日の期間、北京出身のアーティストのシュ・ニン展「天下（WORLD）」を開催する。
▲「星、空 Star, Sky」2021 ceramic and paint on board h.94.1 x w.88.0 x d.7.8 cm ©︎Xu Ning（出所：寺田倉庫）
同社は、芸術文化発信施設の運営を通じて、天王洲をアートの一大拠点にするための街づくりにも取り組んでいる。同社は「今後も現代アートシーンをけん引するギャラリーと連携し、アート市場活性化の一助となるサービスを提供していく」とコメントしている。
