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ウェザーニューズ、マニラに航海支援サービス拠点

2014年10月9日 (木)

ロジスティクスウェザーニューズ、マニラに航海支援サービス拠点ウェザーニューズは8日、安全で経済的な最適航海をサポートする同社の「オプティマム・シップルーティング・サービス」(OSRサービス)に対する海運市場からの期待の高まりを受け、フィリピンにマニラオペレーションセンターを開設したと発表した。

OSRサービスは、安全最優先や目的地へ最短で到着、燃料効率重視など、航海ごとの目的に応じて航路やエンジン回転数などを提案し、船長・陸上オペレーターと密にコミュニケーションを行いながら最適な航海をサポートするもの。

マニラオペレーションセンターでは、船舶運航の専門知識を持った現地スタッフを採用し、OSRサービスの推薦航路など航海計画コンテンツ作成のオペレーションセンターとして稼働する。同社はこのセンターを設立することで、増加傾向にあるOSRサービスの安定的な供給が可能となると期待している。

同センターでは、船舶運航の専門を持った現地の船員スタッフを採用し、幕張本社で培ってきた航海気象ノウハウとIT技術を3か月間の研修の中で習得した後に、航海気象のエキスパートである「ルートアナリスト」として、船舶に提供される最適な推薦航路など航海計画コンテンツの作成に携わる。

ここで作成された航海計画は、幕張グローバルセンター(日本)、オクラホマセンター(アメリカ)、アムステルダムセンター(オランダ)の3拠点に送られ、それぞれの拠点が航海計画をもとに船舶や陸上オペレーターと直接コミュニケーションを行い、運航、入港をサポートする。

同社は「マニラオペレーションセンターの稼働により、顧客からのOSRサービス提供船舶数の増加要望に対応できることとなり、国際海運物流に貢献できると期待している」とコメントしている。