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▲座礁リスク区域を通過する可能性がある船を赤く表示（出所：ウェザーニューズ）
サービス・商品ウェザーニューズ（千葉市美浜区）は5月に、海運業界向けの新たなサービスとして「NAR」（ナビゲーション・アセスメント＆ルーティング）の提供を開始する。船舶の座礁の危険性を自動検知して、陸上の運航管理者などに通知するもので、同社によれば世界初のサービス。大手船社や船主・船舶管理会社での採用を見込む。
船舶の航海計画や、同社がこれまでに蓄積した航路データ、気象・海象データなどを元に、計画航路から逸脱した場合や、浅瀬など危険性の高い区域に接近・航行した場合に、自動でアラートを通知する。今後は、台風接近時の強風による走錨リスクや、荒天時の船体動揺リスクなどの通知も追加する計画で、座礁対策に限らず、さまざまな航海リスクへの対策に対応したいという。
なお、同社は2022年までに、温室効果ガスの排出削減など、海運業界における環境保護を支援するさまざまな「環境運航支援サービス」をリリースする予定で、NARについては安全対策だけでなく海洋環境の保護につながることから、同サービスの第一弾として位置付けているという。
▲座礁対策支援サービス画面イメージ（出所：ウェザーニューズ）
