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まずはインドネシアで付加価値サービス提供

日本郵船、ウェザーニューズと共同で完成車物流ソリューション

2014年7月1日 (火)

ロジスティクス日本郵船は1日、完成車物流分野で最先端の技術を駆使した次世代ソリューション作りに向け、ウェザーニューズ、構造計画研究所と共同開発を行うことに合意した、と発表した。同社グループのMTI、NYKビジネスシステムズも参加する。

プロジェクトでは、まず完成車物流需要の伸びが著しいアジア諸国へのサービス展開を視野に、第一弾としてインドネシアで「GARUDA」(ガルーダ)の名称で現地の物流事情に沿ったソリューションを作り、新たな付加価値サービスの提供に動く。

具体的には、輸送環境アセスメント、リスク評価、複合輸送プロセスの可視化システム、独自の気象観測インフラを活用したモニタリングサービス、物流プロセス解析、在庫最適化シミュレーション、計画・設計・運用・改善を含めたシームレスサポートによる完成車ヤードの最適化――に取り組む。

同社はこの共同開発の取り組みを「シンフォニープロジェクト」と名付け、「世界的に展開する完成車物流事業で培ってきた知見・現場力・グローバルネットワークと、ウェザーニューズの持つ革新的インフラネットワーク・気象予報技術、構造計画研究所の持つ高度なオペレーションズリサーチ技術・データ分析技術を駆使した最先端のシミュレーションを融合させることで、完成車物流サプライチェーンに新たな価値を創造し、顧客へ次世代ソリューションを提供していくことを目指す」としている。