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7-9月期・円建てで2%減、世界全体は13%増

日本の商業不動産投資市場は物流セクター活発、JLL調べ

2014年10月20日 (月)

調査・データジョーンズラングラサール(JLL)は20日、7-9月期の世界の不動産投資が速報ベースで13%増(前年同期比)の1650億ドルになったと発表した。

同社が四半期ごとに発表している投資分析レポートで報告したもの。前期比(4-6月期比)でも4%増えた。また、1-9月まで9か月間の投資額は、前年同期比23%増の4630億ドルとなった。

日本の商業用不動産投資額は、7-9月期が前年同期比7%減、前期比4%減の81億ドル(円建てでは2%減の8400億円)となり、1-9月累計投資額は、前年同期比3%減の286億ドル(円建てでは4%増の2兆9470億円)となった。

J-REIT市場では、9月にGLP投資法人が9物件を540億円で取得、同月、日本プロロジスリート投資法人が5物件を455億円で取得するなど、物流セクターの動きが活発だった。円建ての投資額は前期比、前年同期比ともにやや減少となったが、9か月間では前年比で増加を維持している。

同社は14年通年の世界の商業用不動産投資額の見通しについて、これまで通り7000億ドルと予測。10月末に確報と、全体の調査結果をまとめたレポートを発行する。

商業用不動産への直接投資額(10億ドル)
日本の商業不動産投資市場は物流セクター活発、JLL調べ