ニチレイの低温物流、輸配送コスト上昇し営業利益6.7％減

財務・人事ニチレイが28日に発表した4-9月期決算によると、同社の低温物流事業は営業利益が6.7％減の41億2500万円にとどまった。売上高は6.8％伸び、889億7100万円となった。輸配送コスト上昇の影響で2億円の減益となった。

冷蔵倉庫業界全体の入庫量が横ばいで推移する中、同社は大都市圏を中心に保管需要の取り込みに注力。TC（通過型センター）事業の取扱いが拡大したことや、前年度に稼働した東扇島2期棟・北九州TC、海外事業が寄与して増収を確保したものの、車両調達コストや電力料金などのコスト上昇が響き、減益となった。

［ニチレイの低温物流事業］2015年3月期第2四半期連結決算（単位：百万円）