財務・人事ニチレイが29日に発表した4-6月期決算のうち、低温物流事業は売上高435億7200万円(前年同期比8.4%増)と伸びたものの、営業利益は輸配送コストの上昇を受けて16.4%減の17億8900万円にとどまった。車両調達コストや電力コスト、減価償却費が増加した。
国内低温物流事業は、TC事業が既存顧客の取扱い拡大で好調に推移し、前期に稼働した東扇島2期棟や北九州TCが貢献したこともあって増収となった。
しかし、トラック乗務員の不足や燃油価格の上昇などに伴う車両調達コストの増加、電力料の負担増大などで利益が減少。特に物流ネットワーク業務は34.8%減となった。
海外(1-3月)は、欧州で運送需要の着実な取り込みやユーロ高の影響などで増収となったものの、チキンや輸入果汁など主力商材の在庫減少が響き、減益となった。
[ニチレイの低温物流事業]2015年3月期第1四半期連結決算(単位:百万円)
2015年3月期第1四半期 | 2014年3月期第1四半期 | 増減 | |
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売上高 | 43,572 | 40,207 | 8.4% |
営業利益 | 1,789 | 2,141 | -16.4% |