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ニチレイの低温物流事業、車両調達コスト上昇で減益

2015年2月3日 (火)

荷主ニチレイが3日に発表した2014年4-12月期決算によると、同社の低温物流事業は営業利益が前年同期から6%減少した。

冷蔵倉庫業界全体の入庫量が横ばいで推移する中、同社は大都市圏を中心に保管需要の取り込みに注力。咲州物流センターが14年10月に稼働したことから、今後、大阪圏で保管能力拡大と輸配送能力の拡充を進める。前年度に稼働した東扇島2期棟・北九州TCや既存顧客の取扱い拡大、3PL事業の新規受託も寄与し、増収を確保した。一方、車両調達コストや電力料金などのコスト上昇が響き、減益となった。

海外事業は欧州地域で運送需要を着実に取り込み、小売店向け配送業務が拡大したほか、ユーロ高の影響で増収となったものの、鶏肉や輸入果汁などの在庫減少が響き、減益となった。

 

[ニチレイ]2015年3月期第3四半期連結決算(単位:百万円)

 2015年3月期第3四半期2014年3月期第3四半期増減率(%)
売上高123,593116,1706.4
営業利益7,1267,578▲6