メディカル東邦ホールディングスは29日、廣貫堂(富山市)がシンガポールに設立する廣貫堂&共創未来アジア社と業務提携すると同時に、同社株式の49%を取得することで合意したと発表した。東南アジアで物流分野などの協力体制を構築し、医療、ヘルスケア関連商品の製造・販売を強化する。
廣貫堂では、新会社が東南アジア5か国の医療関連製品販売会社を統轄し、販売網の拡大、製品ラインナップの充実、流通管理システムの構築など販売体制の整備に取り組む方針で、東邦ホールディングスの商品、物流システムを活用する。
両社は伝統薬の生薬製剤の普及にも取り組む考えで、医療機器、医療材料、ヘルスケア関連商品の製造、輸出入や販売、流通管理のノウハウ分野で相互に補完しあう。