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協和発酵キリン、高崎工場に新製剤棟竣工、16年稼働

2014年10月31日 (金)

拠点・施設協和発酵キリン(東京都千代田区)は30日、高崎工場(群馬県高崎市)の敷地で新製剤棟「HA5棟」を竣工した。

同社は生産拠点の再編成を進める一環として、富士工場(静岡県駿東郡)で製造している製品をほかの工場に移管する作業を進めており、竣工したHA5棟では富士工場から移管する製品のほか、高崎工場の製剤棟で製造している製品や、新開発する製品の製造を手掛ける。

HA5棟は、バイオ医薬品の注射剤を中心に多品目を効率よく生産でき、3極GMP(欧州、米国、日本の医薬品製造管理基準)に準拠してグローバルに製品を供給できる製造設備を備えているのが特徴で、免震構造、非常用発電機による電力バックアップにより、震災発生時の事業継続に考慮した製造設備とした。

2016年に稼働を開始し、17年から商業生産に入る計画。

新棟の概要
名称:HA5棟
規模:鉄骨造4階建て
延床面積:4106平方メートル
投資額:46億円
用途:注射製剤の製造
稼働開始:2016年
商業生産開始:2017年