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JMS、エジプトで血液バッグ現地生産

2026年6月11日 (木)

M&A医療機器・医薬品を製造販売するジェイ・エム・エス(JMS、広島市中区)は8日、連結子会社のJMSシンガポールを通じ、エジプトで血液バッグの製造・販売を目的とする合弁会社「Japan-Egypt Blood Bag(JMS)」を設立したと発表した。設立日は4月7日。エジプト国内向けの安定供給を進めるとともに、将来的には中東・北アフリカ(MENA)地域への輸出も視野に入れる。

エジプト政府は医療インフラの強化と自立を目的に、医薬品・医療機器の国産化を進めている。輸血医療に不可欠な血液バッグは、安定供給と品質確保が課題となっており、JMSはこれまでシンガポール子会社で製造した血液バッグを現地代理店を通じてエジプト市場に供給してきた。今回の合弁会社設立は、同社の供給実績や品質が評価されたものとしている。

(出所:ジェイ・エム・エス)

合弁会社は、エジプトのアイン・スクナ工業地域に新工場を建設し、2029年の稼働開始を目指す。現地生産によりエジプト国内の血液バッグ供給を安定させるほか、製造拠点の地理的分散によってサプライチェーンの強靭化を図る。資本金は1250万エジプトポンドで、株主構成はエジプト政府系医療投資会社と現地医薬品・医療機器企業が各41%、JMSシンガポールが18%。

また、5月15日にはエジプト統一調達庁(UPA)のヒシャム・スタイト長官がJMS出雲工場(島根県出雲市)を訪問した。医薬品・医療機器の製造現場を視察し、エジプトでの合弁会社運営に向けた協力体制について意見交換した。

医療機器の現地生産は、国産化政策への対応だけでなく、輸送距離や国際調達リスクの低減にもつながる。JMSは合弁事業を通じ、エジプトと周辺地域での医療機器供給体制を強化する。

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