
話題荷待ち、屋外荷役、庫内作業、車両待機――物流現場の暑熱リスクは、作業者個人の注意や装備配布だけでは抑えにくくなっている。2026年夏、物流現場の熱中症対策は現場任せで済まない段階に入った。水分補給や冷却装備は欠かせないが、それだけでは待機、荷役、庫内作業に伴う暑熱曝露を十分に減らせない。暑熱対策は、拠点運営、車両待機、休憩導線、空調設備、配送計画を含む物流設計の課題になっている。
改正労働安全衛生規則は、暑さに起因する体調異常の早期発見と重篤化防止の体制整備を事業者に求める。改正物流効率化法の下では、荷待ち・荷役時間の短縮も荷主の重要な課題となる。荷待ちを減らすことは、輸送効率の改善であると同時に、屋外や車中での暑熱曝露を減らす対策でもある。CLO(物流統括管理者)初年度の夏は、熱中症対策を安全衛生部門だけに任せるのか、物流KPIに組み込むのかを分ける節目となる。
一方で、空調や冷却設備への投資は、電力費の上昇や施工部材の調達リスクとも切り離せない。倉庫、配送拠点、バース、車両、休憩所をどう整え、誰が費用を負担し、どこから優先して投資するのか。LOGISTICS TODAYは特集「酷暑の物流生存戦略2026」として、物流現場の暑熱対策を、気象リスク、作業者保護、施設・エネルギー、調達、物流設計の視点から検証する。
編集部特別記事
▼物流現場の熱中症対策、装備配布から物流設計へ
CLO初年度の夏、荷待ち削減と暑熱曝露の縮減を物流KPIにどう組み込むか。現場任せの安全対策から、荷主、物流事業者、施設管理者が設計する暑熱リスク管理への転換点を検証する。(2026年5月14日公開)
▼空調施工部材、夏前に供給不安
銅管や樹脂部材の価格高騰、納期の不確実性が、倉庫や事業所の暑熱対策工事に与える影響を整理する。(2026年5月18日公開)
現場・施設・気象リスク別の対策
▼気象リスクを読む猛暑の前倒し、危険時間帯、地域別リスクをどう把握し、配車や作業計画に反映するか。
▼作業者を守る
屋外荷役、庫内作業、車両待機時の身体負荷をどう下げるか。
※近日公開
▼施設・エネルギーで備える
倉庫、バース、休憩所、屋根・外壁の遮熱や冷却をどう進めるか。
※近日公開




























