M&A食品物流を手がける五健堂ホールディングス(HD)は11日、TOKYO PRO Marketへの上場目的と今後の成長方針を開示した。同社は2021年10月に同市場へ上場しており、食品物流を中心に「地域の食の供給網を支え、成長を続けるインフラ企業へ」を長期ビジョンに掲げる。
上場目的については、信用力と知名度の向上、経営基盤の強化、人材の確保・育成、事業承継型M&Aの推進を挙げた。食品物流では荷主企業との長期的な取引関係や新規顧客の獲得が重要となる一方、ドライバー不足や2024年問題への対応も経営課題となっている。同社は上場企業としての信用力を活用し、取引先や金融機関、採用市場での信頼性向上を図る。
中長期的な成長戦略では、既存事業の深化、物流インフラへの投資、事業承継型M&Aを柱に据える。保有する物流拠点の機能強化や物流ネットワークの拡充により、共同配送機能の強化、物流効率の向上、事業運営の高度化を進める方針だ。
地域物流事業では承継ニーズが高まっているとして、地域食品物流や地場物流事業を中心に選別的な承継と統合を進める。承継後はPMI(経営統合プロセス)の標準化により、早期統合と収益力向上を図る。
同社は中期経営計画期間中に一般市場への上場を目標としており、現時点では東京証券取引所スタンダード市場を想定する。今後は内部管理体制、コーポレート・ガバナンス、情報開示体制を整えながら、物流機能の高度化やM&Aによる事業基盤拡充を進める。
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