ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

7日から意見募集

国交省、車両総重量2倍超の違反者にレッドカード

2014年11月7日 (金)
道路橋の劣化に与える影響(出所:国土交通省)

▲道路橋の劣化に与える影響(出所:国土交通省)

行政・団体国土交通省は7日、車両総重量が基準の2倍以上を超過した悪質違反者に対し、現地取締りで違反を確認した場合に即時告発(レッドカード)するなど、違反者に対する取締りを強化する車両制限令の改正で意見募集を開始した。12月7日まで受け付ける。

国などが実施した実験結果によると、道路橋の劣化に与える影響は、軸重20トンの車1台が10トン車の4000台相当となり、全走行車両のわずか0.3%の重量を違法に超過した大型車両が、道路橋の劣化の9割以上を引き起こしていることが分かっている。

これまでは、違反で重大交通事故を発生させた場合や指導にもかかわらず違反を繰り返す常習違反者を対象に告発してきたが、今後は、特に基準の2倍以上の重量超過の悪質違反者に対し、現地取締りで違反を確認した場合、その違反事実をもって告発を行うなど、取締りをさらに強化する方針。

車両総重量の一般的制限値(国管理道路は最大27トン)を基準とし、これの2倍となる54トンを超過した場合にレッドカードの対象となる。また、特車通行許可車両は許可総重量から基準を差し引いた数値と「基準×2」を合算した重量を基準とする。