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首都圏16か所で重量超過車両取締、3時間で違反17台

2023年11月9日 (木)

▲マットスケールによる重量計測風景(出所:国土交通省)

行政・団体物流・自動車局と道路局などは8日、国土交通省と高速道路会社、東京都などが7日に合同で行った、首都圏に流入・通過する重量超過違反車両の一斉取締について、1都8県16か所で重量計測を実施した51台のうち、17台が重量超過していたとして指導警告、あるいは積載物の軽減か高速道路外への退出を命じる措置命令などを行ったと発表した。

合同取締は7日の10時から11時30分、13時30分から15時の計3時間で、首都圏16か所の料金所や検問所などで行われ、計測を行った51台のうち、5台に対しては措置命令を下し、12台に軽微な違反として指導警告を行った。措置命令のなかには、制限値22トンの道路で車両総重量35トンの車両が走行していた事例もあり、当該車両には道路管理者から車両の総重量を制限値以下にすることを命ずる措置命令書が発出された。

▲取締箇所ごとの違反台数※当日は天候不良により、5か所で取締中止(クリックで拡大、出所:国土交通省)

高度経済成長期に集中して建てられた道路インフラは、2033年に橋梁の60%以上が建設から50年を経過するなど老朽化が問題となっていることから、政府は高速道路の劣化を加速させる重量超過車両の取締を強化している。重量超過車両が及ぼす道路橋への影響は軸重の12乗に比例するとされており、例えば軸重が基準(10トン)の2倍超過して走行した場合は、軸重10トン車が4000台分以上で走行するのに相当する。

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LOGISTICS TODAY編集部
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