伊藤ハム、物流機能を再編、10/1に新会社

産業・一般伊藤ハムは22日、グループ再編に向けた具体的な方向性を決めた。九州、中四国地区で加工食品事業を再編するほか、物流機能の効率化と強化、業務支援機能の効率化を図るため、10月1日に3分野それぞれで新会社を設立する。

九州、中四国地区の加工食品事業は製販一体型の地域子会社とし、地域性や事業特性に応じた制度設計を行う。これにより、マーケットの環境変化に対してスピーディな対応ができる体制を構築する。

物流機能は、グループ物流を一元化することでスケールメリットの拡大、物流の整流化を図り、物流機能の効率化とコスト競争力の強化につなげる。また、業務支援機能を効率化するための新会社では、人事関連業務の専門スキルと豊富なノウハウを活かし、グループで業務効率化を進めるほか、グループ内に低コスト・高品質の人事サービスを提供する。

このほか、加工食品事業の地域子会社「伊藤ハムデイリー」と「伊藤ハム食品」を統合することにより、人材の有効活用と体質強化、コスト競争力向上を図る。また、重複業務機能・領域を整理・再編する。