ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

【四半期決算】プロロジス1Q、年度中に850億円の開発計画

2011年4月27日 (水)

国際プロロジスは27日、2011年第1四半期(1月-3月)の決算結果を発表した。3月末の稼動中施設の稼働率は90.7%で、第1四半期中に9900万ドル(約84億円)の新規開発をスタートし、3100万ドル(約26億円)分の土地を流動化した。

 

また、今年度中に8億-10億ドル(約680-850億円)の新規開発をスタートさせる計画で、2億-2億5000万ドル(約170-213億円)の土地を流動化する予定となっている。

 

利益面では、第1四半期中に完了したCatellusブランドの小売店舗や複合用途施設の売却の純利益3億5700万ドル(約304億円)と、ほかの資産の売却やファンドの持ち分売却などを合わせて4億900万ドル(約348億円)の純利益を計上した。

 

不動産売却損益を除いた純利益に減価償却費を加えた第1四半期のFFO(ファンド・フロム・オペレーション)は、1株あたり0.13米ドルとなった。

 

ウォルターC.ラコウィッチCEOは、世界の物流不動産マーケットの動向について「全世界的にゆるやかな回復が続いており、主なマーケットでの新規の施設供給も限られているため、物流施設需要は底堅い状況が続いている。しかしながら欧州諸国での財政問題や燃料費の上昇、中東・北アフリカでの軍事活動、日本の地震と津波という大災害などがマクロ経済に影響を与えたことで、第1四半期の改善状況がより緩慢になっている」とした上で「物流不動産を賃貸することについての決断は引き続きゆっくりとしたペースになる」との予測を示した。