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プロロジス、運営物流施設の1-3月期賃料が2%アップ

2013年4月30日 (火)

荷主プロロジスがこのほど発表した1-3月期決算によると、3月末の同社運営施設の稼働率は93.7%となった。既存顧客の契約更改率は78%で、「プロロジス・ヨーロピアン・ロジスティクス・パートナーズ社」(PELP)の設立により、31億ドル(2914億円)、「日本プロロジスリート投資法人」の上場で19億ドル(1786億円)、物流施設、用地売却で2億300万ドル(191億円)、合わせて53億ドル(4982億円)の資産流動化を完了した。

期中に締結した賃貸契約は330万平方メートルで、同一施設の実質賃料は2%上昇。4億3600万ドル(410億円)の新規開発をスタートしたほか、1億900万ドル(102億円)の用地と1400万ドル(13億円)の物流施設、合わせて1億2300万ドル(116億円)を取得した。グローバルでは220万平方メートル、投資総額20億ドル(1880億円)の施設開発が進行している。

財務面では、30億ドル(2820億円)の債務返済、資金調達、リファイナンシングを完了した。

同社のハミードR.モガダム会長兼CEOは、今期の成果について「ビジネスチャンスを拡大させるための投資戦略に着手した。不動産市況の足元は底堅く、物流施設の需要増加で賃料は上昇した。更新による賃料は、17四半期ぶりに増額となった」とコメントした。