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物流機能強化へ相互協力

国分と丸紅が卸事業で提携検討、分野ごとに資本関係も

2014年12月5日 (金)

フード国分と丸紅は5日、卸事業の業務提携に向けて検討を行うことに合意し、具体的に協議を開始すると発表した。来年6月をメドに具体的な提携内容を詰める。

国内外で食品卸分野を中心に営業基盤の強化・拡充を図る。丸紅は、国分グループの販売体制の再編完了後、首都圏エリアカンパニーの役割を担う「国分首都圏」(仮称)の営業基盤の強化・拡充に向けて資本参加することを検討する。

国分は、菓子・低温卸事業を強化するため、丸紅傘下の山星屋とナックスナカムラに資本参画することを検討。

併せて、両社は国分フードクリエイト東京とナックスナカムラの業務提携、デリカ市場への対応として惣菜事業の業務提携、共同商品開発――などについても協議し、物流の効率化・機能強化に向けて、相互協力を進める。

原材料価格の高騰や急激な為替変動、人件費やインフラコストの上昇など、収益の圧迫要因が増大して、業界の垣根を超えた競争が厳しさを増しており、合従連衡による業界再編の動きも活発化していることから、業務提携によって激変する経営環境に対応する。