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内航総連調べ

10月の内航海運、東海道線不通の影響で紙パルプ増加

2014年12月11日 (木)

調査・データ日本内航海運組合総連合会(内航総連)が10日にまとめた、内航主要オペレーター60社対象の輸送動向調査によると、10月の貨物船輸送量は1822万5000トン(前年同月比2%増)と前年実績を上回った。油送船(タンカー)は1029万5000トン(4%減)。

貨物船輸送は鉄鋼が10%増、燃料15%増、セメント9%増となったものの、原料が1%減、自動車も8%減少した。このほか、台風の影響で不通区間が発生した、JR貨物からの振替輸送により、紙パルプは3%増、雑貨が5%増と増加した。

タンカーは白油が2%増、高圧液化が6%増となったものの、黒油が17%減と大きく減少し、このほかもケミカル5%減、高温液体8%減、耐腐食1%減となった。黒油は全国的な低温や電力向けの需要の低迷などから、6か月連続で減少した。