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内航総連調べ

14年11月の内航輸送、貨物船・タンカーともに前年割れ

2015年1月19日 (月)

調査・データ日本内航海運組合総連合会(内航総連)が19日にまとめた内航主要オペレーター(60社)の輸送動向調査によると、昨年11月の貨物船輸送量は1884万3000トン(前年同月比2%減)と前年実績を下回った。油送船(タンカー)も6%減の1072万6000トンにとどまった。

貨物船輸送は紙・パルプが新聞用紙の販売不振、消費税増税後の需要の減少から7%減、雑貨は北海道発の農産物が堅調で3%増、自動車は増税後の販売不振が続き12%減、セメントは輸送がひっ迫したものの時化の影響で伸び悩み、3%増と伸び悩んだ。

タンカーは高圧液化が4%増、高温液体が7%増となったが、黒油は19%減、ケミカル4%減、耐腐食7%減、白油(ガソリン・灯油)1%減となった。黒油は電力向けの需要の低迷から減少が続いている。白油もガソリンの販売不振から減少しつつあるものの、転送需要や灯油備蓄輸送が輸送量を下支えし1%減にとどまった。