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多重衝突事故にも言及

SBSHD、14年主要トピックスを発表、国内外で積極拡大

2014年12月12日 (金)

ロジスティクスSBSホールディングスは12日、同社グループの2014年トピックスをまとめ、発表した。

ことしは2月に同社として初めて中期経営計画を策定し、2017年に売上高2000億円、営業利益80億円を目指す方針を打ち出し、計画に沿って同社グループがタイ・レムチャバンに3000坪の自社倉庫を開設、インドで急成長しているフォワーダーを買収するなど海外展開を加速した。

また、国内ではSBSロジコムが強みとしている鉄道車両輸送で北陸新幹線用車両「E7系」を工場から積出港まで輸送。大阪南港で1万5000坪クラスの物流施設用地を取得し、関西の事業基盤強化に向けた拠点の仕込みを行った。

食品物流を全国展開するSBSフレックは11月に雪印メグミルクと資本・業務提携を発表し、取引関係を強化。管理分野では9月に機構改革を実施し、担当執行役員制度を導入したほか、グループの主要2社(SBSロジコム、SBSフレック)の管理業務を自社に集約し、効率的なグループ運営にも取り組んだ。

一方、9月にはSBSロジコムのトラックなど3台が関係する多重衝突事故が発生し、2人が死亡、1人が負傷。再発防止・安全運行に向けた確認会議、緊急対策をグループ全体で実施し、今後の教訓として社内外への浸透を図った。

■SBSグループの2014年主なトピックス
SBSHD、14年主要トピックスを発表、国内外で積極拡大「中期経営計画を発表」(2月、SBSグループ)
創業30周年を迎える2017年をゴールとする4年間の中期計計画「SBS Growth 2017」を発表。売上高2000億円、営業利益80億円をめざす。

SBSHD、14年主要トピックスを発表、国内外で積極拡大「初の海外自社物流施設がタイに完成」(6-8月、SBSグループ)
タイ・レムチャバン港近郊に3000坪の倉庫2棟が完成。部品メーカーなど日系企業の利用が開始された。2015年にはもう1棟を竣工する。

SBSHD、14年主要トピックスを発表、国内外で積極拡大「北陸新幹線用車両E7系を輸送」(6月-10月、SBSロジコム)
2015年3月14日に開業予定の北陸新幹線の新型車両3.5編成42両を組み立て工場から積み出し港までの陸上輸送(8キロ)を実施。

SBSHD、14年主要トピックスを発表、国内外で積極拡大「インドのTranspole LogisticsをM&A」(7月、SBSグループ)
アジアで急成長するインドのフォワーダーTranspoleをM&A。同社とともにアジア市場を開拓し、2017年に海外売上高300億円の達成をめざす。

SBSHD、14年主要トピックスを発表、国内外で積極拡大「トラック重大事故が発生、会議でも再発防止を徹底」(9月、SBSロジコム)
同社トラックなど3台が関係する多重衝突事故が発生(死者2人、負傷1人)。再発防止・安全運行に向けての確認会議、緊急対策をグループ全体で実施。

SBSHD、14年主要トピックスを発表、国内外で積極拡大「管理部門の機構改革を実施」(9月、SBSグループ)
担当執行役員制度の導入、主要2社(ロジコム、フレック)の管理業務のホールディングス集約などでグループシナジー発揮やグループ経営の効率化をめざす。

SBSHD、14年主要トピックスを発表、国内外で積極拡大「雪印メグミルクと資本・業務提携を発表」(10月、SBSフレック)
主要・重要取引先の雪印メグミルクとの取引関係のさらなる安定強化を図るため、フレック株式の34%を雪印メグミルクが所有する資本・業務提携を実施。

SBSHD、14年主要トピックスを発表、国内外で積極拡大「大阪南港に関西初の物流用地を取得」(11月、SBSロジコム)
大阪住之江区に7500坪の土地を取得。SBSグループ、関西圏初となる1万5000坪クラスの物流センターを建設し、関西地区の事業基盤強化をめざす。