総務省、ネットショッピング消費の詳細調査を開始

調査・データ総務省統計局は25日、家計消費状況調査で「ネットショッピングによる消費」実態の詳細な調査を開始すると発表した。

これまではネットショッピングによる消費総額のみを家計消費状況調査で把握していたが、2015年1月から商品・サービス別に22区分に分けて調査し、3月6日に初回結果を公表する。

これにより、中元や歳暮などの贈答品、ホテルや航空券などのネット予約、電子書籍や音楽などのデジタルコンテンツのダウンロードといった、世帯のネットショッピングによる消費の姿を包括的に把握することができるようになる。

総務省の推計によると、ネットショッピングによる消費は右肩上がりで増加。14年は、二人以上の世帯で1か月当たりのネットショッピングによる消費が6400円と、調査を開始した02年の5.8倍に拡大した。世帯全体での消費額は3.6兆円と推計されている。