ロジスティクス日立物流は中谷康夫社長の年頭所感を発表した。海外事業の拡大で通期売上高が当初計画の6550億円を上回る見通しを示した一方、国内物流事業でコスト増や「想定以上の反動減」、トラック・労働コストの上昇が影響し、利益予想を下方修正した経緯を振り返った。
また、物流企業の経営に「課題を乗り越え、拡大基調にある企業」と「環境変化に対応できず飲み込まれてしまった企業」の二極化の兆しがあると指摘。「スマートロジスティクス」を掲げて3年が経過した自社の今後について、「省人・省力・省コスト」の効率的な経営・事業運営と、事業・収益基盤のグループ会社へのシフトを進めて地域競争力を高める経営目標を示した。