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日立物流2Q、バンテック不調も営業益11.2%増

2019年10月30日 (水)

財務・人事日立物流が30日に発表した2020年3月期第2四半期(4-9月)決算は、日新運輸を非連結化したことや、為替の影響などで国際物流の売上が11%減少し、全体の売上高は3407億5500万円(前年同期比3.3%減)となったが、国内物流の増収効果と生産性改善によって調整後営業利益は165億1900万円(11.2%増)で着地した。四半期最終利益は108億8300万円(30.7%増)。

グループ別では、バンテックが国内・国際物流共に不調で、グループ売上493億円(10%減)、グループ利益16億9000万円(19%減)となった一方、その他のグループ(オーガニック)が国内・国際物流共に利益で貢献し、グループ売上2963億円(3%減)、グループ利益153億5000万円(16%増)だった。

同社は、今後の取り組みとして、安全運行管理システム「スマート&セーフティ・コネクテッドビークル」(SSCV)を20年3月末までに国内グループ車両1300台に導入するほか、11月からKDDIと5Gを活用した実証実験を行う。

■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)
 20/3/中間20/3/1Q19/3/通期19/3/3Q
売上高340,755 [-3.3%]169,746 [-2.8%]708,831 [1.2%]535,838 [1.8%]
営業利益16,519 [11.2%]7,941 [6.9%]31,192 [4.6%]24,060 [9.8%]
最終利益10,883 [30.7%]4,769 [-5.5%]22,786 [8.9%]17,435 [12.7%]
売上高営業利益率4.8%4.7%4.4%4.5%
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