ニチレイ、7月上旬までに全物流施設で稼働再開

話題ニチレイは10日、東日本大震災によるグループの被害状況の最終版をまとめ、浸水被害で停止していたまるいち加工の水産加工場のうち気仙沼工場（宮城県気仙沼市）を閉鎖することなどを発表した。同様に浸水被害にあったまるいち加工の小名浜工場は、今月中に復旧し、6月中の稼働再開に向けて準備を進める。

停電と床上浸水などの被害にあったロジスティクス・ネットワークの宮城野物流センター（仙台市宮城野区）は4月19日に稼働を再開しており、仙台センター（宮城県岩沼市）も同月27日に一部再開、6月上旬の全面稼働を目指している。停電、浸水に加えてモータープールの火災も発生していた仙台物流センター（仙台市宮城野区）は今月末に一部で再開し、7月上旬に全面再開となる見通し。

ニチレイ・ロジスティクス東北の仙台南物流センター（宮城県岩沼市）は、停電のほかに1階部分が水没したが、今月下旬には稼働を再開する。