財務・人事鈴与シンワートが30日に発表した2014年4月から12月まで9か月間の決算は、情報サービス事業で主力のソフトウェア受託開発の落ち込みが大きく、物流事業も減益となった影響で営業損益が1億1000万円の赤字となった。
物流事業は東扇島倉庫の賃貸料の値下げと芝浦倉庫、大井ジャパン倉庫の空坪の発生、建材埠頭での沿岸作業、骨材取扱の減少、セメント輸送の減少――で4.1%の減収。陸運事業が減収減益となった結果、東扇島倉庫賃貸料値下げをカバーできず、部門利益が12.2%減少した。
ソフト開発の落ち込みをカバーしきれないと判断し、通期は10月30日時点の予想から売上高を3億2900万円下方修正して116億7500万円を見込む。この影響で営業利益が5000万円下回り1億9700万円、最終利益も1億円を割り込む見通し。
[鈴与シンワート]2015年3月期第3四半期連結決算(単位:百万円)
2015年3月期第3四半期 | 2014年3月期第3四半期 | 増減 | |
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売上高 | 8,169 | 8,359 | -2.3% |
営業利益 | -110 | 125 | - |
経常利益 | -104 | 119 | - |
当期純利益 | -171 | 49 | - |