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伊ダミコグループ、ハンディケープ型貨物船を初受領

2015年2月4日 (水)

ロジスティクス伊ダミコグループ、ハンディケープ型貨物船を初受領イタリア船主のダミコグループは4日、サノヤス造船の水島造船所で自社グループで過去最大級のハンディケープ型貨物船「チェーロ・ディタリア」の引渡しを受けたと発表した。

同社は2014-16年の間に12億ドルを投じ、ばら積み船とタンカーを合せて38隻新規発注している。チェーロ・ディタリアの姉妹船の発注額は1億ドル。同船の載貨重量は11万7000トン、全長245メートル、幅43メートルで、同社は「(サノヤス造船との)非常に緊密な協力を通して極めて革新的な船型が設計された」と説明している。

同じクラスの船舶に比べて燃料消費と排出量を20%削減できる環境性能を備えた。

ダミコグループは従来のポスト・パナマックス型より大きく、ケープ型よりも小さなハンディケープ型の汎用性を重視し、2隻の新世代ハンディケープ型を建造。主に石炭や鉱物などの原材料輸送船社のダミコドライ社は、新造船によって「運航ルートの利益性と市場魅力度」を高める。

チェーロ・ディタリアは、2016年第1四半期の姉妹船の引渡しまで、短期定期用船としてダミコドライが使用する。