財務・人事共栄タンカーが6日発表した2014年4月から12月まで9か月間の決算は、海運業収益が96億3000万円(前年同期比3億3100万円増)となり、営業利益も2億300万円増の14億5800万円となった。
前期末に船隊に加わったVLCCとばら積船がフル稼働し、6月に高齢のVLCCを売船、為替相場が円安で推移したことで堅調な業績となった。また、今後の損益改善を図るため、市況に比べ割高となっているばら積船1隻の定期用船契約の期限前解約を10月に行った。
VLCCの売船による特別利益とばら積船の定期用船契約を期限前解約したことで特別損失を計上したため、最終利益は1億2300万円減の3億400万円となった。
[共栄タンカー]2015年3月期第3四半期連結決算(単位:百万円)
2015年3月期第3四半期 | 2014年3月期第3四半期 | 増減 | |
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売上高 | 9,630 | 9,299 | 3.6% |
営業利益 | 1,458 | 1,255 | 16.2% |
経常利益 | 973 | 607 | 60.3% |
当期純利益 | 304 | 427 | -28.9% |