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15年3月期決算

共栄タンカー、円安・コスト削減で営業益17%増

2015年5月8日 (金)

ロジスティクス共栄タンカーが8日発表した前3月期決算は、円安効果やコスト削減の取り組みにより17%の営業増益となった。

今後の損益改善を図るため、市況に比べて割高となっているばら積船1隻の定期用船契約の期限前解約を昨年11月に行い、収益基盤の強化、船隊構成の整備・充実に注力。

海運業はVLCC「KOU-EI」を海外売船。運賃収入は減少したものの、前期に竣工した新造船VLCC1隻、ばら積船1隻がフル稼働したことで貸船料収入が18億2200万円増え127億800万円となった。前期竣工船2隻がフル稼働したことにより船費が増加したが、自社運航に投入していた「KOU-EI」の売船で運航費が減少し、営業利益は18億100万円となった。

特別利益として海外売船に伴う売却益など9億8300万円を計上した一方、特別損失として定期用船するばら積船1隻を期限前解約したことに伴う違約金9億1000万円を計上。最終利益は6億5400万円となった。

今期は売上高125億円、営業利益18億円、最終利益6億円を見込む。

 2015年3月期2014年3月期増減 
売上高
12,70812,6970.1%
営業利益
1,8011,53917.0%
経常利益
1,06368654.9%
当期純利益
65444746.1%