ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

2020年ワールドカップ向け骨材輸送、パナマックス型8隻投入

現代グロービス、カタールで119億円の海上輸送受注

2015年2月9日 (月)

ロジスティクス韓国・現代グループの物流会社、現代グロービスは6日、カタールの国営建設資材会社・QPMCと1100億ウォン(119億円)規模の海上輸送契約に調印した。

この契約により、現代グロービスは向こう2年間で1200トンの建設資材をアラブ首長国連邦東部のプジャイラ港からカタール南部のメサイドゥ港へ独占的に輸送する。

QPMCは2022年のカタールワールドカップに関連した建設プロジェクトを推進するためにカタール政府が06年に設立した国営企業で、同国の民間建設会社に建設資材を円滑に供給するための採石、海上・陸上輸送、港湾運営を一手に引き受けている。

現代グロービスが輸送する骨材1200万トンは、カタールが2年間で必要な量すべてを満たしており、同国政府はこの骨材を現地建設会社に供給してワールドカップ向けの競技場やインフラ建設に使用する。

この輸送に現代グロービスは載貨重量トン数7万2000トンのパナマックス型バルク船8隻を投入。ドバイ事務所を拠点に、今回の輸送で得る物流ノウハウを用いて20年にドバイで開催される万国博覧会の輸送需要を取り込むなど、中東物流市場の開拓に取り組む。