財務・人事内外トランスラインが10日発表した前12月期決算は、円安効果もあって売上高が19.6%増と大きく伸びたものの、基幹システム開発費返還訴訟に関連する貸倒損失の計上などが影響し、経常利益は0.3%増にとどまった。最終利益は70.4%減と前年を大幅に下回った。
インド子会社のNTLロジスティクス・インディアで売掛金の回収遅延があり、貸倒引当金3億2400万円を計上したほか、基幹システム開発元を相手に債務不履行による既払い金の返還を求めていた訴訟が和解に至ったことで和解金2000万円と貸倒損失8400万円を特別損失に計上した。
営業面では、減少傾向にあった輸出混載輸送の売上高が微増ながら増加に転じたほか、国内外の子会社が積極的な販売施策を進め、大幅増収となった。
[内外トランスライン]2014年12月期決算(単位:百万円)
2014年12月期 | 2013年12月期 | 増減率 | |
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売上高 | 20,094 | 16,796 | 19.6% |
営業利益 | 1,145 | 1,142 | 0.3% |
経常利益 | 1,207 | 1,204 | 0.3% |
当期純利益 | 216 | 729 | -70.4% |