財務・人事内外トランスラインが30日に発表した中間決算(1-6月)は、訴訟損失などを特別損失に計上した影響で、最終損益が4億700万円の赤字となった。
インド子会社の売掛金回収遅延で貸倒引当金2億7400万円を計上したほか、基幹システムの開発元に債務不履行だとして既払開発費の返還を求めた裁判の1審判決で敗訴。開発元から残存経費の支払い請求訴訟も起こされている。さらに、投資有価証券評価損1億200万円も加わり、損失幅が膨らんだ。
事業の状況は、主力商品の単体混載輸送売上が一時の低迷を脱し、1.4%とわずかながら増収に転じたのに加え、輸入や航空輸送の分野で大きな伸びを示した。また、2013年6月に事業を開始したフライングフィッシュの国際複合一貫輸送事業が通期寄与したこともあり、売上高は計画を上回った。
[内外トランスライン]2014年12月期第1四半期連結決算(単位:百万円)
2014年12月期第2四半期 | 2013年12月期第2四半期 | 増減 | |
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売上高 | 9,639 | 7,499 | 28.5% |
営業利益 | 323 | 470 | -31.3% |
経常利益 | 320 | 510 | -37.3% |
当期純利益 | -407 | 307 | - |