日野、マレーシアに海外初の顧客向け講習施設を開設

国際日野自動車は16日、顧客サポート活動の強化を図るため、マレーシアに顧客向け試乗・講習施設「日野トータルサポートカスタマーセンター」を14日に開設したと発表した。

同国では顧客サポート活動の一環として、これまでも出張サービスによる安全・省燃費運転講習会を実施してきたが、事故防止や経費削減講習の実施を要望する顧客が増えてきたことから、「いつでも使用できる専用の施設が必要」と判断。

製造子会社「日野モータースマニュファクチャリングマレーシア」（日野マレーシア製造）の敷地内に、講義から運転実習まで一貫して行える講習施設として、同センターを新設した。

センターには全長1キロの専用試乗コース、研修室のほか、日野の理念や歴史、技術を紹介する展示室などを設け、日野マレーシア製造の敷地内にある立地を生かし、講習会のプログラムに日野マレーシア製造の工場見学などを取り入れることで、日野ブランド全体を体感できる内容とする。

日野がこうした常設の試乗・講習施設を海外で開設するのは初めて。

■日野トータルサポートカスタマーセンターの概要
所在地：マレーシアネグリ・スンビラン州セレンバン市センダヤン工業団地
施設・設備：専用試乗コース（1キロ）、研修室、展示室など
講習プログラム：安全・省燃費運転講習会、各種試乗会、顧客ドライバーコンテストなど