ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

ヤマトと日野、マレーシアの運転教育でタッグ

2019年4月15日 (月)

国際ヤマトホールディングスと日野自動車は15日、マレーシアでトラック・バスドライバー向けの新たな安全運転研修プログラムの共同提供を開始した、と発表した。

日野トータルサポートカスタマーセンターが提供するトレーニングプログラム内に、安全運転に関する運転適性診断・座学・実車訓練を組み合わせた研修コンテンツを追加したもので、ドライバー自身の運転特性を踏まえたトレーニングを行うことで、安全運転知識や意識、運転スキルの向上につなげる。

具体的には、運転適性診断の結果をインストラクターが活用し、実車訓練を通じてドライバーに「気づき」を与え、ドライバーの安全運転の知識と意識の向上を促すほか、管理者に研修結果を共有し、受講者の日々の安全運転指導に役立ててもらう。

▲日野トータルサポートカスタマーセンターの外観

同国では2017年に交通事故が53万件発生し、社会問題となっている。日野は1977年に設立した日野マレーシア販売が、2015年に「日野トータルサポートカスタマーセンター」を新設。これまで年間3000人のトラック・バスドライバーに安全運転・省燃費運転講習を提供してきた。

一方、ヤマトの現地法人ヤマト運輸マレーシアは88年にフォワーディングと海外引越事業を中心に事業を開始し、11年には小口配送サービス「TA-Q-BIN」を開始。今回の協業では「運転適性診断」「運転適性診断結果フィードバック・安全目標作成」のコンテンツを提供する。