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日通、メキシコ中央部に保税機能持つ物流拠点開設

2015年2月17日 (火)

拠点・施設日通、メキシコ中央部に保税機能持つ物流拠点開設日本通運は17日、メキシコ現地法人のメキシコ日通がサンルイスポトシ市に物流拠点「サンルイスポトシ・ロジスティクスセンター」を開設したと発表した。日系物流企業として初めてフリートレードゾーン(FTZ)内に保税倉庫を設け、昨年11月から営業を開始。サンマンカ市にも営業所を開設し、自動車関連企業のジャストインタイム配送サービスをスタートさせた。

サンルイスポトシ・ロジスティクスセンター内の保税倉庫は1万1532平方メートルの面積を確保し、米国からの自動車部品輸送でメキシコ国境を越える際の通関手続きが不要となり、メキシコ中部までのダイレクト輸送が実現。これにより、通関手続きに要していた時間を最大3日短縮した。

同拠点はメキシコ、米国、カナダを結ぶ三国間クロスボーダートラック輸送サービス「XB3300」と接続するとともに、隣接する鉄道ターミナルを活用してメキシコ、米国間の鉄道貨物輸送を開始するなど輸送モードを拡大。

保税倉庫では非居住者在庫として製品、部材を保管するだけでなく、VMIなどキャッシュフローの改善に寄与するサービスにも対応し、中南米諸国向けの輸出ハブ拠点としての機能を持たせた。

サラマンカ営業所は8354平方メートルの倉庫を併設し、周辺の自動車関連工場の調達部材、部品をストックする拠点として活用、顧客工場へのジャストインタイム配送を行っている。

2拠点を開設したことで、日通の同国内拠点数は10都市13拠点へと広がった。