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川崎汽船、5年間で3300億円投資、新中計策定

2015年3月2日 (月)
川崎汽船、5年間で3300億円投資、新中計策定

(出所:川崎汽船)

ロジスティクス川崎汽船は2日、4月から始まる新たな中期経営計画「Value for our Next Century」を策定したと発表した。創立100周年の2019年度を最終年度とし、現在の売上高1兆3500億円(14年3月期見込み)を1兆5000億円へ引き上げるとともに、最終利益を250億円から「600億円以上」と2倍増以上への拡大を目指す。

新中計では「さらなる財務体質の強化による安定性の確保」「安定性を基盤とした成長性の強化」「ステークホルダーとの対話と協働」を重要テーマに掲げ、5年間で総額3300億円にのぼる投資計画を打ち出した。

3300億円のうち1700億円は安定収益体制の拡充に向けた省エネ大型船などへの船隊入替・代替計画に充てる。具体的には、1万4000TEU型の大型コンテナ船を10隻、7500台積の大型自動車船を10隻、省エネ型バルカーへの船舶代替などを計画している。

1200億円は「戦略的投資による事業拡大」として、LNG船やLPG船事業、海洋資源開発事業、ケープ船・電力炭船事業をそれぞれ拡大する取り組みに投資するほか、アジアの物流需要取り込みに充てる。