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物流連、物流環境大賞にセンコー

2011年5月24日 (火)

イベント日本物流団体連合会は23日、物流環境大賞選考委員会を開催し、第12回「物流環境大賞」にセンコーを選出した。表彰式は6月30日、海運クラブで開催される通常総会の席上で行う。

 

物流環境大賞のセンコーは「センコーEcoイノベーション2012」と題した、省電力活動を中心とした環境への取り組みが評価された。

 

同社では事業所でのエネルギー使用量が約71万義がジュール(GJ、2009年度)で、このうち8割強が電力だった。中期計画で「センコーEcoイノベーション2012」を制定し、電力使用量削減の取り組みとして、31項目の省電力項目を設定。人的取り組みから電力デマンドをはじめとした設備導入まで各種施策を盛り込み、積極的な省電力の取り組み・施策を展開させ、効果算定・テスト導入による調査・検討を行い、本格実施した。

 

この結果、ある拠点では1年間で約20万キロワット時(kWh)で16.5%の削減効果を達成、照度見直しも行い、約350基の照明を削減、年間約40トンCO2排出量を削減した。

 

物流連では「全社取り組みだけでなく、他社へのお手本として今後も期待できる取り組み」としている。

 

このほか、物流環境保全活動賞に日本通運の「電力使用の『見える化』と『運用改善』による省電力の取り組み-“日本一”のエコ拠点を目指して-」、物流環境啓蒙賞に財団法人運輸低公害車普及機構の「カーボン・オフセット付CNG車リース事業」、物流環境負荷軽減技術開発賞に日本電気とヤマト運輸(共同申請)による「安全・エコナビゲーション『See-TNavi』の開発・導入」と、日本貨物鉄道の「HD300形式ハイブリッド機関車の開発」、物流環境特別賞にパナホームの「『部材供給』と『廃棄物回収』の往復輸送によるCO2削減、資源循環の取り組み」、エプソン販売、キヤノンビジネスサポート、日本通運(共同申請)による「エプソン販売社とキヤノンビジネスマーケティング社の商品の共同輸送」をそれぞれ選出した。