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富士通フロンテック、韓国チョンホコムネット社と提携

2011年5月30日 (月)

産業・一般富士通フロンテック(東京都稲城市)は30日、韓国の金融関連機器の販売会社「チョンホコムネット社」と、韓国、グローバル市場でメカモジュール販売を拡大するため、27日に事業提携することで合意したと発表した。

 

フロンテックは韓国子会社FKMの普通株式全株をチョンホ社に売却し、チョンホ社が保有するチョンホ社普通株式のうち、発行済み株式総数の10%相当を取得する。

 

FKMとチョンホ社、両社の企業力を集約することによるシナジー効果と、フロンテックから主要メカモジュールを供給することによって、差別化された高品質な製品とサービスを顧客に提供できる、としている。

 

フロンテックは、韓国市場でこれまでFKMを通じてATM事業を展開してきたが、競争が激化する市場環境の中でビジネスを積極的に主導、拡大するために、チョンホ社と提携することで強い企業をつくり上げ、韓国での販売拡大と顧客に対する高品質サービスを推進する。

 

チョンホ社は今回の合併をきっかけに、両社の研究力、技術支援や営業力を強化して、新しい製品を開発、供給することにより、韓国内の金融端末(自動機、営業店端末関連)市場の発展に寄与する立場を確立する。同社が、これまで積極的に取り組んでいるATM事業に対しても、フロンテックの豊富なメカモジュールを供給することで、グローバル市場での販売拡大につなげる考え。