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15年5月期第3四半期決算

アスクル、物流改善で売上高販管費比率1P改善

2015年3月17日 (火)

財務・人事アスクルが17日に発表した2014年5月21日から15年2月20日まで9か月間の決算によると、同社の「配送運賃」が売上高に占める割合は4.3%(87億900万円)となり、前年同期に比べて0.2ポイント上昇した。金額にして11.5億円程度増加しているが、主な要因は売上高の増加に伴うもの。

また、配送運賃など変動費の増加を受けて販売費、一般管理費も400億6000万円と5.5%増加しているが、売上高販管費比率は、「LOHACO」の成長に対応し、在庫商品の最適配置や梱包・補充作業の平準化施策による物流生産性の改善、収益力改善のための経費削減活動や増収効果による固定費比率低下の好影響――により、1P改善した。

売上高は2018億9800万円(10.7%増)、営業利益は39億2600万円(56.8%増)となっている。

連結(単位:百万円)2015年5月期第3四半期2014年5月期第3四半期
売上高201,898182,404
配送運賃8,7097,547
物流関連コスト比率4.3%4.1%
[編集部注]
物流関連コスト比率は公表されている財務諸表から関連すると判断した数値を選び、売上高に占める比率を算出したもの。物流費の定義は企業ごとに異なる場合が多いため、厳密な指標ではなく推移を見るのに適している。