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ヤマト運輸、育成戦略部新設し、ほめる文化醸成

2015年3月20日 (金)

ロジスティクスヤマト運輸は20日、信頼回復、収益・コスト構造改革、事業転換など2014年度に取り組んできた経営改革の加速と定着を図るため、4月1日付で本社組織を改正すると発表した。

本社組織の改正は、(1)メール便部の廃止、事業転換推進室の新設(2)育成戦略部の新設(3)ネットワーク戦略部の新設(4)広報戦略部の新設(5)クール宅急便品質改革室への改称――など9項目にわたる。

クロネコメール便の廃止を受けた措置としては、メール便部を廃止するとともに、「宅急便コンパクト」「ネコポス」などの新商品を軸とした方針を策定し、品質・オペレーション・営業の定着化を一元的に担う組織として事業転換推進室を新設。

また、自主・自律的に行動するための人材育成、「健全な企業風土」「ほめる文化」の醸成をより強力に推進する組織として、「育成戦略部」を新設し、部内に「育成戦略課」を置く。これに伴い、人事総務部人材育成課を廃止する。

幹線輸送ネットワークとラストワンマイルネットワークを含めたネットワーク全体の構造改革戦略策定と、戦略に基づくネットワーク再編、機能強化を実現する組織としてネットワーク部と構造改革部を統合し「ネットワーク戦略部」とする。部内に「ネットワーク戦略課」、センター業務改革課を改称して「センター経営推進課」、ベース・物流業務改革課を改称して「ベース・物流経営推進課」を配置し、ネットワーク部、ネットワーク管理課、施設戦略課と、構造改革部を廃止する。

広報戦略では、企業姿勢や「バリュー・ネットワーキング」構想などの事業戦略に対する社内外の認知・理解を促進するため、社内外広報、宣伝広告を一元的に担う組織として「広報戦略部」を新設し、部内に「広報戦略課」を置く。これに伴い、CS推進部広報課を廃止する。

このほか、クール宅急便品質管理対策推進室の業務のうち品質管理業務を品質向上推進部に移管し、さらなる品質向上に関する施策の立案・実施に特化する組織として「クール宅急便品質改革室」に改称。

人事面では中長期の労働力確保、ダイバーシティ戦略を策定し、社員・パートナーの満足度向上を担う組織として、人事総務部を「人事戦略部」に改称し、人事企画課を「人事戦略課」に、人材開発課を「採用戦略課」にそれぞれ改めるとともに、人事総務課と社員福祉センターを統合し「社員サポート課」とする。これに伴い、人事総務課、社員福祉センターを廃止する。