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ジャパン21、衝突防止補助装置でトランストロンとデータ連携

2015年3月23日 (月)

サービス・商品ジャパン21、衝突防止補助装置でトランストロンとデータ連携ジャパン・トゥエンティワン(ジャパン21、東京都渋谷区)は23日、同社が販売する自動車の後付け衝突防止補助装置「モービルアイ」製品が今月30日以降、デジタルタコグラフ大手のトランストロンとデータ連携を開始すると発表した。

トランストロン社のデジタルタコグラフ「DTS-C1Aシリーズ」とモービルアイを連携することで、モービルアイ製品が出力する警報イベントを記録し、デジタコの日報に表示。トランストロン社のデジタコは携帯電話回線FOMA網(富士通専用回線)を経由するネットワーク型となっており、ドライバーや運行管理者がメモリカードのデータの管理をすることなく、自動的に富士通データセンターで管理されるクラウドサーバに蓄積する。

ドライブレコーダ搭載型デジタコ「DTS-C1DAシリーズ」を使用する場合には、モービルアイの警報が発生すると即座に映像の撮影を開始。その映像はSDカードに格納されるが、緊急時にはネットワークを介して、運行管理者側でリアルタイムに確認することも可能となる。サポートされるモービルアイの警報イベントは、前方衝突警報、前方車間距離警報と車線逸脱警報の3種類。

モービルアイとトランストロン社のデジタコを連携させることで、一定規模の車両を管理する運送事業者やバス事業者は走行中の車両の動態管理に追加して、危険な運転状況の可視化をリアルタイムで行えるようになる。

Gセンサーを使ったイベント記録では、これまで把握の難しかった車間の取り方や、過労・居眠りによるふらつきといった運転挙動を記録することで、ドライバーの安全意識向上ツールとしても利用できる。

トランストロンは、富士通といすゞ自動車の合弁会社として1990年に設立。2002年に富士通ブランドの商業車用車載ビジネスをトランストロンに一本化、現在はICT技術を生かしたネットワーク型車載ステーション「DTS-C1Aシリーズ」、クラウド型の車両運行支援システム「ITP-WebService」を販売している。