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J21、「モービルアイ」がトランストロン社製デジタコと連携

2018年11月2日 (金)

▲(左)衝突防止補助システム「モービルアイ 570」(右)ネットワーク型デジタルタコグラフ「DTS-D1D」

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サービス・商品ジャパン・トゥエンティワン(J21、愛知県豊橋市)は1日、マスターディストリビューターとして販売しているモービルアイ社(イスラエル)の後付け衝突防止補助システム「モービルアイ」が、トランストロン社の最新型デジタコ「DTS-D1A」「DTS-D1D」(D1シリーズ)と連携した、と発表した。

既にD1シリーズ製品を導入済みの事業者は、モービルアイを採用することで、各ドライバーの危険運転を見える化し管理者にリアルタイムで通知、追加費用を支払うことなく高次元の安全性と運行管理を実現できるようになった。同様に、モービルアイを単独で運用している事業者は、D1シリーズ製品を導入することで、モービルアイ警報の見える化が実現できる。

▲連携イメージ

モービルアイは、衝突被害軽減ブレーキや自動運転車のコアテクノロジーとしても採用されている先端技術を、単眼カメラセンサーを搭載した後付けの衝突防止補助システムとして活用するもの。

トランストロン社製品との連携は、先モデルのC1シリーズとの連携に続くもので、D1シリーズは、LTE高速通信網を利用したネットワーク型で、車両動態管理やデジタコ機能を用いた業務管理、さらにドライブレコーダー搭載モデルでは、記録された動画による運転支援機能も活用でき、運行状況の透明化や労働生産性の向上も期待できる。

これら機能に加え、モービルアイとの連携により「追突警報」「車間警報」「車線逸脱警報」をリアルタイムで把握・記録することが可能となる。これまでのGセンサーを使用したイベント記録では把握が難しかった車間の取り方や、過労・居眠りによるふらつきといった運転挙動を記録することで、ドライバーの運転状況が把握できる。

▲管理者画面例

また、直接的な警報による交通事故防止効果が期待でき、さらに警報が鳴らない運転を心がけることで、ヒヤリハット低減効果が見込める。また、運行管理側もネットワークを通じて警報の発生状況を直接把握することができるので、警報発生後、即時にドライバーへ問いかけることも可能となっている。警報発生時点での動画を共有し、運行管理や安全運転意識の向上と具体的な事故防止策を作成することで、さらなる交通事故削減につなげることも可能。

J21では、2011年の国内販売開始以来、モービルアイをトラック・バスなどの運輸・運送事業者、大口の社用車ユーザーを中心に6万台を出荷していおり、17年からは三菱ふそうトラック・バスの純正用品として導入され、今年度から日野自動車・UDトラックスの純正用品にも採用された。

▲軌跡表示・画像表示の画面例