拠点・施設日本生命は25日、住江織物が所有する大阪府松原市の土地2万6558平方メートル(8034坪)を借り受け、大型物流施設を開発することに合意したと発表した。同社は2013年度から大規模物流施設への投資・開発方針を掲げているが、今回の開発が第1号案件となる。
日本生命が開発する物流施設は地上4階建て、延床面積5万3000平方メートルとなる計画で、同社は「物流施設の供給が不足する大阪内陸エリアで競争力の高い大規模施設になる」としている。
開発は2段階に分けて行い、1期目は延床面積1万8311平方メートル(5539坪)で16年8月の竣工、2期目は延床面積3万4833平方メートル(1万537坪)で18年7月の竣工となる見通し。
4月から始まる新3か年経営計画では、成長・新規領域への投融資強化を目指すとしており、物流施設投資をこのうちの一つに位置付けている。同社は「大規模物流施設に開発段階から参加するのは初めてだが、拡大を続ける企業の物流ニーズに対応する最新物流施設として、竣工後も自社で安定的な賃貸事業を運営し、住江織物と強固な関係を築いていく」と説明している。
■物流施設の開発計画概要
所在地:大阪府松原市大堀
敷地面積:2万6558平方メートル(8034坪)
1期延床面積:1万8311平方メートル(5539坪)
2期延床面積:3万4833平方メートル(1万537坪)
構造規模:鉄筋コンクリート造(柱)、鉄骨造(梁)、地上4階建て
竣工時期:1期目2016年8月、2期目2018年7月